二階の窓から神戸市一帯が、眼下に広がります。そこにいるのは、住職さんと会長二人だけでした。その時住職さんが一言「会長、同じ方向見ててよかったなー!」会長が事務所に帰って来てにっこりほほ笑みながら、皆に報告してくれました。「建築家冥利」につきたのではないでしょうか。(二階は、前方上部に見えます。)

「杉板としっくい」

住んでみて初めてわかるのが自然材の良さです。体が嬉しいと反応してくれます。木の香り、しっくいが湿気を調整してくれます。クロスは一見華やかで合理的ですし、オシャレ、飽きれば貼り変えればいいのです。
自然材は、素朴で、あたたかくて、派手さはないですが、何年たっても飽きがきませんしあじがでてきます


会長と社長の設計図を形にしてくれたのが、職人達です。

「彼が手がけると、何故か締まるなー・・・。」会長が「須弥檀」の画像を見て1言つぶやくと、奥様もそっと「そーねー」と答えておいででした。

このところ、行守寺さんの見学を希望される方々が、お陰さまで日々増えてまいりました。驚いたことに、皆さま中々お帰りになら無いとのことです。短い方で30分、長い方で3時間・・・・。皆さんそれぞれに、思いを馳せて居られるのでしょうか?
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